【中医学実践講座Ⅰはじめに】 杏庵代表
私は20代の頃、中医学と出会いました。
そして私の師である北京中医薬大学教授・秦漢琨 先生とのご縁をいただきまして、
以来、中医学を学び続けてまいりました。
秦先生から最初に教わったことは、
「中医学の基礎をおろそかにしてはいけない」ということでした。
陰陽五行、五臓六腑、気血津液。
一見すると難しく感じるこれらの基礎理論こそが、
中医学を理解するための土台であると繰り返し教えていただきました。
その後、
理論だけではなく、長年の臨床経験の中で培われた中医学の考え方や、
人の身体をどのように捉えるのかという視点についても学ばせていただきました。
私自身も30年以上にわたり、薬剤師として、また漢方相談に携わる中で、
多くの方々の身体と向き合ってまいりました。
その中で感じるのは、中医学は単なる知識ではなく、
「人それぞれの体質や身体の特徴を理解しその人に合った方法を考える学問」
であるということです。
現在の講座や大学での私の講義でお話ししている「ガソリンと走る力」の
例え話なども、
難しい中医学をできるだけ分かりやすくお伝えしたいという思いから
生まれたものです。
今回の実践講座では、
単に知識を覚えるだけではなく、中医学の理論がどのようにつながり、
実際の漢方や薬膳に活かされていくのかを一緒に学んでいきたいと思っております。
中医学の奥深さや面白さを、皆様と共有できることを楽しみにしております。
仙台教室でお会いできることを心よりお待ちしております。